【体験①】
〇味噌づくり体験
・講師:矢ノ目糀屋
http://yanomekouziya.wixsite.com/yanomekouziya
日本の食文化には欠かせない味噌。昔はどこの家庭でも作られていましたが、今ではスーパーなどで買われるのが当たり前になりました。
しかし、糀(こうじ)の働きはとても繊細で、豆のつぶし方、保存している微妙な温度環境などで、まったく同じ原料でも味はそれぞれに変わってきます。
あなたの作る味噌はあなただけの味。
自分の味噌が一番おいしいはず。
まさに「手前味噌」です。
講師の川端徹さんは矢ノ目糀屋の四代目。
農家から古米を引き取り、糀を作ってお返しする――、集落の中で食と経済の循環に重要な役割を果たしていた昔ながらの糀屋さんです。
原料の豆は100%山形県産で、こだわりの農家から仕入れています。
糀に使われているお米は、山形県の幻の米‘さわのはな’。明倫堂プロジェクトの会長・髙橋広一が作っているお米です。
生産者に似て病気に強く、お薬いらずの品種の‘さわのはな’は、糀になっても力強いパワー(酵素の働き、分解力など)を発揮します。
また、矢ノ目糀屋では糀のパワーをさらに引き出すため、生糀を使っています。
矢ノ目糀屋では、体験をされた方に、順調に糀が働いているかを電話で確かめる「味噌のごきげんうかがい」のアフターフォローをしています。
繊細な味噌づくりですが、プロの徹底した管理のもとで行われますので、安心してご参加ください。
会場は新庄エコロジーガーデン。
昭和初期に築造された旧農林省蚕糸試験場跡は、登録有形文化財として登録されています。数棟の建物群が保存状態もよく残されており、調理室やカフェ、憩いの広場として一般に開放され、利活用が進められています。
冬のあいだに棟から棟へ移動するための通路は豪雪地帯ならではの造りで、中に入ると、廊下に満ちている静けさに往時を想像させられます。
体験ツアー当日は、文化遺産見学もお楽しみください。
【体験②】
〇陶芸体験
場所|新庄東山焼 http://higashiyamayaki.com/
講師|七代目 涌井大介氏
“出羽の雪のかげりの色”と喩えられる、目に鮮やかな澄んだ「青」が東山焼の特長です。
天保12年の開窯以来、170年以上の伝統と進化を続けてきた新庄東山焼は、丈夫で割れにくく、使うほどに風合いが増す陶器として珍重されています。
明治時代、ここ新庄市にも足を運んだという民藝運動の父・柳宗悦は、新庄東山焼の土鍋を評して「日本中のもので最も美しいでせうか」と賞賛しています。
今回講師をしていただくのは七代目の涌井大介氏。
代々引き継がれてきた陶芸への情熱に満ちた若き陶工です。
うちに込めた情熱とは裏腹に、物腰やわらかく、やさしい語り口で陶芸の指導をしてくださいます。
今回の体験ツアーでは、皆様に1kgの土を使って手びねりで東山焼を体験していただきます。
1kgの土がどれくらいかというと、目安としては、ごはん茶碗とカップの2作品が出来る大きさです。
ごはん茶碗、お皿、コーヒーカップ、置き物など、お客様の自由な発想で作品をお作りください。
【お食事】
〇農家レストラン「米香房Gratia*s」
(2/9昼食)
2018年11月にオープンしたばかりの農家レストランです。
明倫堂プロジェクトが実施する体験イベントで、毎回食事の担当をしている髙橋綾さんが調理します。
髙橋綾さんはトマト農家であり、野菜ソムリエでもあります。野菜やお米を作りつつ、この野菜はどういった食べ方がいいのだろう、と日々考えています。
これまでのイベントで召し上がっていただいた方々からの評判もよく、満を持してのオープンとなりました。
今回の体験ツアーでは、新庄エコロジーガーデンが食事会場です。
郷土料理はもちろんのこと、洋風にアレンジされた多彩な料理も楽しめます。
お米と野菜本来の味を活かしたランチをお召し上がりください。
〇手打ちそば 庄司 http://shinjo-mogami-soba.info/shoji
(2/10昼食)
山形県は、そば大国でもあります。
平成28年度のそば生産量は、全国第3位。
山形県民はそばが大好きで、冬でもざるそばを食べます。そばの味が一番わかるのが「ざる」だからです。
県外からお客さんがいらしたとき、山形県民はそば屋かラーメン屋に連れて行っておもてなしをします。おいしくて雰囲気のいいそば屋を知っていることが、山形県民にとってはひとつのステータスなのです。
本ツアーでも、「いいそば屋さん」へ皆さまをお連れいたします。
新庄市では、最上早生という品種が作られています。
交配しやすいそばの品種を保つため、新庄では最上早生にほぼ統一して栽培されています。
最上早生は、山形県の農業試験場で在来種から品種選抜されて開発されました。
香り高く、甘み・こしの強いのが特長です。
また、新庄盆地特有の昼夜の寒暖差や短い夏が、最上早生に独特の風味と豊かな香りをだすと言われています。
自身も農家である「手打ちそば 庄司」では、自家栽培されたそば粉を使っています。お店は元牛舎であった建物を改修したもので、入口では雪国の農家が使用していた民具がお出迎えしてくれます。
〇夕食交流会
場所|舟形若あゆ温泉
〇舟形若あゆ温泉・あゆっこ村
http://www.wakaayu.jp/hotspa.html
温泉大国でもある山形県。
新庄市の隣、舟形町の温泉施設です。
雪を見ながら、心も体も温まります。
宿泊はあゆっこ村のコテージです。
男女別相部屋の合宿形式となります。
1棟の貸切をご希望される方は、別途料金にて対応可能ですので、お申し出ください。
(棟数に限りがありますので、お早めにご予約ください)
〇前泊・延泊をお考えの方へのおすすめ情報
2月9日(土)~11日(月)は3連休です。
ぜひツアー日程の前後に、新庄・最上地域の観光をお楽しみください。
・新庄市 http://www.city.shinjo.yamagata.jp/kanko/index.html
・温泉情報 http://kanko-mogami.jp/index.php?page_id=18
・最上地域広域周遊ルート https://mogami.fun/
・フォトギャラリー http://amazingmogami.jp/index.php