農業体験で風景が変わる

事務局の渡辺です。

私は元々千葉県の出身で、縁あって4年ほど前に山形県新庄市に移り住み、こうして農業に関わる取組をさせてもらっています。

農業体験をさせてもらうようになって良かったことは、たまに実家に帰ったりすると、地元の風景が変わってみえるようになったことです。

千葉県流山市は、東京都心から電車で1時間程度の、いわゆるベッドタウンです。
ベッドタウンではありますが、田んぼの多い地域でした。
あちらこちらにビニールハウスもあります。

しかし、流山もわりと農家の多い地域なんだな、と気づいたのは、新庄に移住し、農業に関わるようになってからのことです。
新庄で田んぼに入らせてもらったり、ビニールハウスで作業させてもらったりしているうちに、田畑を見る目が変わったようです。

そこで作業をしている人たちの営みが、頭で思い描けるようになったのだと思います。
地元流山の風景が一変したようでした。
それまでの私にとっては、田んぼも畑もビニールハウスも、目には入っていながら頭には入ってこない「風景」のようなものだったのかもしれません。

見慣れた「風景」が突然目の前に迫ってくる感覚は、なかなか気持ちのいいものですよ。
県内を車で走っていて、コンバインではなく手刈りで稲刈りをした痕跡などを見ると、思わず「あっ」と目が止まってしまいます。

農家ではない方。
ぜひとも農業体験に参加してみてください。

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